試合レポート 大会2日目

7/16(水)各種目1回戦

全景

世界のトップ選手たちが集う、HSBC BWFバドミントンワールドツアー ダイハツジャパンオープン2025が東京体育館で開催中。初日に続いて1回戦が行われた大会2日目、多くの種目で日本代表のエース級が登場することもあり、訪れた観客たちはひと際大きな声援を送り、トッププレーヤーたちの舞台を盛り上げた。

男子シングルスでは日本のエース・奈良岡 功大(NTT東日本)が登場。故障明けで半年ぶりのワールドツアー復帰となったアンソニー・シニスカ・ギンティング(インドネシア)を相手に堅実なディフェンスと巧みな球回しを見せ、4度目の対戦にして初勝利をストレート勝ちでつかみ、2回戦進出を決めた。

女子シングルスでは、この大会4度の優勝を誇る山口 茜(再春館製薬所)は同世代のミア・ブリクフェルト(デンマーク)を、さらなる飛躍を目指す世界ランキング6位の宮崎 友花(ACT SAIKYO)はベテラン選手のカースティ・キルモア(スコットランド)を、それぞれストレートで退けて2回戦進出を決めた。仁平菜月(ヨネックス)は、伸び盛りのプトゥリ・クスマ・ワルダニ(インドネシア)に2ゲームとも後半の主導権を握られ、0-2で敗れた。

男子ダブルスで日本を牽引する保木 卓朗/小林 優吾(トナミ運輸)が、卓越した技術とゲームメイクでリー・ファンチー/リーファンジェン(チャイニーズ・タイペイ)の双子ペアを圧倒、抜群のコンビネーションを見せて貫禄の勝利を掴んだ。霜上雄一/野村拓海(日立情報通信エンジニアリング)、三橋健也/岡村洋輝(BIPROGY)はいずれも素晴らしい内容で第1ゲームを先取したものの、惜しくも第2、第3ゲームで及ばず悔しい敗退となった。

女子ダブルスでは日本勢5ペアが登場した。日本人対決となった志田 千陽/松山 奈未(再春館製薬所)と保原 彩夏/廣上 瑠依(ヨネックス)では、トップランカーの実力を見せた志田/松山が攻守に勝り、全く危なげのない展開でストレート勝ちをおさめた。他の3ペアもそれぞれ持ち味を発揮する好プレーを多く見せたが、勝負どころで得点を取り切れず、いずれも世界の壁に屈した。

混合ダブルスでは、世界ランキングを順調に上げている霜上 雄一/保原 彩夏(日立情報通信エンジニアリング/ヨネックス)が、ウォン・ティエンシ/リン・チューシャン(マレーシア)を相手に9本、8本に抑える完勝で2回戦進出を決めた。


2日目の日本人選手の結果は以下のとおり。

[男子シングルス]
奈良岡 功大(NTT東日本) 2-0 アンソニー・シニスカ・ギンティング(インドネシア)

[女子シングルス]
山口 茜(再春館製薬所) 2-0 ミア・ブリクフェルト(デンマーク)
宮崎 友花(ACT SAIKYO)2-0 カースティ・ギルモア(スコットランド)
仁平 菜月(ヨネックス) 0-2 プトゥリ・クスマ・ワルダニ(インドネシア)

[男子ダブルス]
保木 卓朗/小林 優吾(トナミ運輸) 2-0 リー・ファンチー/リー・ファンジェン(チャイニーズ・タイペイ)
霜上 雄一/野村 拓海(日立情報通信エンジニアリング) 1-2 リャン・ウェイケン/ワン・チャン(中国)
岡村 洋輝/三橋 健也(BIPROGY) 1-2 チェン・ジー・イー/プレスリー・スミス(アメリカ)

[女子ダブルス]
志田 千陽/松山 奈未(再春館製薬所) 2-0 保原 彩夏/廣上 瑠依(ヨネックス)
福島 由紀/松本 麻佑(岐阜Bluvic/ほねごり相模原) 0-2 チョン・ナウン/イ・ヨヌ(韓国)
清瀬 璃子/原 菜那子(岐阜Bluvic) 0-2 チャン・チンフイ/ヤン・チントゥン(チャイニーズ・タイペイ)
小西 春七/平本 梨々菜(岐阜Bluvic) 0-2 キム・ヘジョン/コン・ヒヨン(韓国)

[混合ダブルス]
霜上 雄一/保原 彩夏(日立情報通信エンジニアリング/ヨネックス) 2-0 ウォン・ティエンシ/リン・チューシャン(マレーシア)